2021年10月24日(日)、平沢海水浴場にてあつゴミvol.03を開催しました。前日までは激しい風雨、雷もなるほどでしたが、イベント開始の9時には無事、青空が広がりました。

今回は、16名の参加。なんと過去3回皆勤賞の方もいてくれて、うれしい限りです。はじめてご参加の方もいらっしゃり、あつゴミメンバーの輪が広がっていることを感じます。

平沢海水浴場は、夏にはたくさんの人が訪れる海岸。シーズン前には砂浜が重機で一掃され、きれいな砂浜が広がっているかのように見えるのですが、海水浴時期が終わって2ヶ月ほど経った今、すでにゴミが目につくほど散らばっていました。

今回の実施場所は、平沢海水浴場駐車場から少し北に進んだ、両前寺集落前にある海岸。サーファーたちが波乗りをしに来ることもあるそうなんですが、海水浴場所からは外れているために、一斉清掃は行われていないよう。あたりには大小たくさんのゴミが散らばっていました。

せっかくの美しい海岸。少しでもきれいにしたい、ということであつゴミスタート!
まずはあたりに散らばったゴミを一箇所に集めます。周りにいる方と「これって何に使われてたんですかね…?」「これ見てください!すごい昭和っぽいですね!」などと自然と会話が生まれたりして、和やかな雰囲気で海岸が片付いていきます。

1時間弱、周辺のゴミを袋いっぱいに集めたところで集合。
各自が集めたゴミの中から変わったゴミを紹介。昔流行したスニーカー、「宇宙少年ソラン」というアニメのキャラクターが描かれたサンダルなど…いったいいつどこから流れ着いたんでしょう…。

そしてついに今日のメインイベント「ゴミモンスターづくり」。各自でイメージするモンスターを、海岸に生み出してもらいます。先ほど集めたゴミの山から、作品の素材を探します。

真剣に制作に取り組んだのち、それぞれの作品鑑賞会を開催!

「鬼嫁」
「ゴミイモムシ」
「バカンス」
「自画像?」
「ホラー美容室」
「インベーダー」
「棒モンスター」
「白波」
「顔」
「まる」

「ゴミ」というと要らないもの、汚いもの、というようなイメージがありますが、ものづくりの材料と捉えると、ゴミの見え方も変わる。そんな体験を、今回も共有することができました!

これからもゴミについて考える企画を実施していきたいと思います。
にかほの自然が好きな方、ぜひご参加お待ちしております!

(文・國重咲季)