2020年11月26日に、「TEAMクラプトン」から山口晶さん・白石雄大さんをお呼びして、リノベーションワークショップを開催しました。

TEAMクラプトン
「つくることをもっと身近に、つくることをもっと楽しむ。みんなでつくろう!」というコンセプトで、関西を中心に建築内装のリノベーションやイベント会場のデザイン施工設営を行う。集まった人でつくりあげるその建物は、素人の施工もおしゃれに見せる画期的なデザインが施されている。
(左:山口晶さん、右:白石雄大さん)

クラプトンのみなさんには、前回、7月にもワークショップを開催していただきました。その際には、トイレの入り口と手洗い場を装飾しました。(7月のワークショップの様子はコチラ)

今回は、前回のワークショップで装飾した手洗い場の下部に、モザイクタイルを貼り付けていきます。水がはねる手洗い場には、タイルが素材として適しています。

当日は平日開催にも関わらず、大学生や地元の方が4名参加してくださいました。

材料となるタイルは、タイルの貼り付けを専門に行う施工業者の方からお譲りいただきました。ありがとうございます。どれも施工の際に余ってしまった在庫なのだそうです。

まずは、様々な色のタイルを各階のイメージに沿って組み合わせます。「にかほのほかに」のトイレはフロアごとにテーマを変え、「海・町・山」をイメージしてリノベーションを進めています。

1階は、海をイメージして青系を。2階は、町をイメージしてピンクや黄色を。3階は、山をイメージして茶色や緑をセレクトしました。

次に四角いタイルをハンマーで砕いていきます。

ハンマーでリズムをつけて、カンカンと叩くと、案外かんたんに割ることができました。いろんな形に割れておもしろい。

こちらはシート状になったタイルを、一つ一つバラしているようです。色ごとに分けて……うーん、細かい作業。何ができるのでしょうか?

砕いたタイルを、一度テーブルで組み合わせて、イメージを膨らませます。色の順番や、並べ方、みんなで工夫します。

タイルを使って「海の波を表現しよう!」となりました。イメージが固まったら、いよいよ壁に貼り付けです。

特殊なボンドを壁に塗って……

貼り付けていきます。

みんなで黙々と作業します。隣り合うタイルとピッタリの形が見つかると気持ちいい〜!

さっき、バラバラにしていた小さなタイル……。これはもしや……?

ジャジャーン!にかほのいちじくキャラクター「いちじくいちを」を作っていたんですね〜。かわいい。

お次は、タイルの間を埋める目地を塗っていきます。特殊なセメントを使います。

TEAMクラプトン 白石雄大さん)「このセメントは水と混ぜて使います。粒子がすごく細かいから、なかなか水と混ざらない。だからと言って水を入れすぎると、べちょべちょになります。根気よく混ぜると、突然混ざり合う瞬間が来るよ」

アドバイス通り、根気よく混ぜていきます。クラプトンのレクチャーはいつも的確で、丁寧です。

ゴムベラを使って、タイルの間に目地を入れていきます。隙間ができないように、力を入れながら、上下左右といろんな方向にヘラを動かします。意外と力のいる作業でした。

ヘラで目地を埋めた後は、水で濡らしたスポンジで余分なものを取り除きました。

そして、完成したのがこちら!

ブルーのモザイクタイルで、かわいく仕上がりました!海の波の感じがよく伝わってきます。

やってみる前は難しく思えたモザイクタイルでしたが、挑戦してみると、とても楽しいものでした!波のようにカーブを作ったり、段々と色を変えられるのもモザイクタイルならではですね。

クラプトンのお二人、参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました!「にかほのほかに」リノベーションプロジェクトはまだまだ続きますので、みなさんのご参加をお待ちしております!

(文:高舘翔太)