2020年7月20日、21日の二日間にわたって、「TEAM クラプトン」によるリノベーションワークショップを開催しました。

TEAMクラプトン
「つくることをもっと身近に、つくることをもっと楽しむ。みんなでつくろう!」というコンセプトで、関西を中心に建築内装のリノベーションやイベント会場のデザイン施工設営を行う。集まった人でつくりあげるその建物は、素人の施工もおしゃれに見せる画期的なデザインが施されている。

クラプトンのお二人には今年の2月にもお越しいただきましたが、今回はその第二弾。当日は、地元の方や、秋田市の大学生など約20名が参加し、音楽室チームとトイレチームの二手に分かれてリノベーションに取り組みました。
(2月に開催したイベントレポートはこちら

音楽室チームが取り組んだのは、床材はがし。
音楽室はこれから新しい施設の出入口にするため、大掛かりな工事が始まります。しかし、資源を最大限に活用するのがクラプトン流。この教室に使われていた床材を他のところに活用しようということで、一枚一枚人力で剥がしていきます。

ノコギリを使って床に切れ目を入れ、そこからトンカチとバールを駆使して床板を剥がしていきます。
板と板の間にある隙間になんとかバールを差し込んで、板を引っ張りあげるのですが、これがなかなか力の要る作業。釘が打ってあるため、力を入れないとびくともしません。あちらこちらから「うぅ〜〜」「うぉ〜〜」という呻きに近い声が聞こえてきます…。ただ、剥がれるときは爽快。これはストレス発散に向いているかもしれません。

剥がした板には釘が刺さっているので、板を綺麗に保ったまま釘を抜く、というのもまた根気の必要な作業。
音楽室チームでは、想像を超えた重労働によって、“苦労を共に乗り越えた一体感”が生まれました。みなさん本当にお疲れさまでした…。

そして、トイレチーム。

今回は、専門業者の方にお願いしてリフォームしていただいたトイレの入り口と手洗い場を、木材を使って装飾していきます。

まずは、みんなでアイデア出し。にかほの景観を表現しようと決めました。
1階から3階まで、フロアごとにテーマを変え、海・山・町のイメージでデザインします。

「山に降り注ぐ雨を表そう」「洗面台のところは砂浜みたいにしたい」、さまざまなアイデアに対し、クラプトンがそれを形にするためのアドバイスをしていきます。

1階は海のイメージということで、「ジグソー」という道具を使い木を波の形にカットしていきます。しっかり支えてズレないように……

カットした木材を、洗面台の壁に貼り付けます。隙間ができないように、押さえつけながら一本一本手打ちで釘を打っていきます。ズレないように壁に打つのって難しい。手先の器用な大学生が大活躍してくれました。


トイレの入口部分は「うろこ貼り」という手法でデザイン。
木の幅をランダムにして少し上下させながら、瓦屋根のように重ねていきます。

工具なんて使ったことがない…という方にも、クラプトンが丁寧にレクチャー。
みなさん、みるみるうちに上達しました。

「にかほのほかに」は、「みんなでつくる」ことを大切にしています。
「多くの人に愛される場所にするため、つくるところから、地元の方をはじめ多くのみなさんに関わって欲しい」
それがわたしたちの一つの願いです。
自分たちの手でつくったものって妙に愛おしいですよね。みんなで作ったトイレなら、使うのも楽しみになっちゃうはずです!

リノベーションはまだまだ続きます。
今後ともワークショップを開いていくので、ぜひご参加くださいね。
TEAMクラプトンのお二人、そして一緒にリノベーションしてくださったみなさま、ありがとうございました!

(文:高舘翔太)